2008年7月31日木曜日

DS-10のつづき

一通りいじってみてわかった事は、NDS本体+ソフト1セットだと足りないという事。
ドラム+ベース+シーケンスをバックにKAOSSパッドで遊ぶとなると、やはりもう1セット欲しくなる。ドラムトラックをもっと緻密に使って他のパート(ベース等)とするというやり方もありそうだが、これは最後の手段にとっとく。

8台までの同期が出来るので、お金持ちなら8セット揃えてみたい。
  • ニンテンドーDS Lite ジェットブラック @ ¥16,800 x 8 = ¥134,400
  • KORG DS-10 @¥4,800 x 8 = ¥38,400
合計¥172,800. これで16チャンネル+ドラムのシステムか、なんか普通にありそうだな。メインプレイ用の一台はハニカムDSだとモテそうですね、もう入手出来ませんが。

このソフトの続編に希望する事は、ドラムやシーケンサのモジュールを抜いた、純粋に音源だけ(8音ポリとか)の製品が出ると嬉しいかも。あと、シーケンサのパターンは最小単位が4小節になってるといいな。それなら16ステップでも全然OK.

2008年7月29日火曜日

DS-10がすごい

先日、Amazon限定販売でずっと前に予約していたAQインタラクティブのKORG DS-10が到着しました。
コイツぁ本当に良く出来ています。この製品を実現させた関係者の皆様に感謝したい。

15年ぶりに打ち込み魂が疼くわ!


昔は仕事で得たお金は即楽器に化けてました。

このラックの上から4段目、E-mu ProteusIIなんかプログラム仕事のギャラ貰ったその日に新宿イシバシ楽器に直行したんですよ。むちゃくちゃしてたな。
その後身の回りの状況が変わるにつれ、こういうリアルな楽器たちともずいぶん疎遠になってしまいました。
そんな中、ソフトシンセにちょっと流れて、時々Propellerhead ReasonCubase VST等をいじってはそのうち昔みたいに音楽制作したい、と思い続けていました。

でもこれらのツールではなかなか没入出来無いのです。何故なら自由度が高すぎるから。

私、元々はRoland MC-300やPerformer使いで、あんまり自由度が高すぎると尻込みしてしまう性分なのです。(Performerは色々出来ましたが。) 買うときは「あれも出来るこれも出来る、だから買う!」って思ってるんですけどね。複雑だわ。

しかし、このDS-10はすごい。適度に不自由なのに音が異常に良い。何だこのハイクオリティ。DSなのでコンパクト。DSなので電池長持ち!
8台まで同期出来るらしいので、8台ならべてみたいです。
全く、久しぶりにいじり倒したくなる楽器に出会いました。私は幸せです。

…ということで、音源作ったら公開してみたいんですが、ニコニコ動画やYouTubeだと、音を公開したいだけでもムービーに仕立てなきゃいけないですよね、その作業が無駄なので純粋に音源をシェアするサイトが知りたいのですが、そういうのご存知の方、いらっしゃったら教えて下さい。自分でも探しますけど。

2008年7月24日木曜日

より安全なDNS --- OpenDNSについて

このところシステム管理者の立場としてずっと頭を悩ませている問題に、DNSキャッシュポイズニング脆弱性というのがありますが、本日新展開がありました。攻撃手法が既に公開されてしまった様です。

DNSはインターネットの根幹なので、これが異常な動作をする事があっては大変です。このキャッシュポイズニング問題の難しいところは、現在リリースされているパッチはポイズニング被害に遭う確率を大幅に下げる(=ゼロにする訳では無い)のであって、本質的な解決にはならないという点、つまり、DNSSECに全世界のリゾルバDNSが移行しない限り、真の安全は得られないというものらしい。

任意のドメインAのサイトにアクセスしてくるユーザが参照しているリゾルバDNSが汚染されていれば、ユーザはドメインAのフィッシングサイトに誘導されてしまう事が可能で、そこで発生する被害に対するクレームは、何も知らないドメインAのオーナーに向けられてしまうでしょう。これは、リゾルバDNSを管理している全世界のシステム管理者がきちんと取り組むべき問題で、気が遠くなりそうです。

発見者のDan Kaminsky氏のサイトには、同サイトにアクセスしてくる人が参照しているリゾルバDNSが、この脆弱性を持っていないかどうかを簡単にチェックするツールが設置されています。
これでチェックすると、私の自宅の接続プロバイダのDNSはまだ対応していない事がわかりました。

…という事で安全なリゾルバDNSを探してみると、OpenDNSというのに出会いました。先ほどのDan Kaminsky氏のサイトにもリンクがあります。OpenDNS CEOのDavid Ulevitch氏のブログエントリ"Why I Started OpenDNS"を読むと、インターネットをクリーンで安全なものにしたい、という気持ちが伝わってきます。オープンなリゾルバを提供して、安全なインターネットを作るという発想は無かったなぁ。
うまく行きそうな方法に見えるので、しばらく利用してみる事にします。

2008年7月22日火曜日

Xcodeの変なメニュー項目

XcodeのSCM対応は、バージョンを経る毎にどんどん良くなって来ていますが、未だに何が実行されるのかよくわからないメニュー項目があります。


左が日本語メニュー、右が英語メニューです。
[プロジェクト全体をコミット]は疑念の余地はありませんが、[更新]と[アップデート]の違いが一目見ただけではよくわかりません。IDEに付属のSCM機能は、よく理解しないで闇雲に操作した結果、リポジトリがエラい事になったりしがちなので、これまで使うのをためらって来ました。

それでも折角の機能なのでちゃんと使ってみよう、という事でドキュメントを読んでみたところ、[更新]と[アップデート]の違いは以下の様になっていました。

[更新] --- ローカルコピーのSCM状態を確認する。% svn status に相当。
[アップデート] --- ローカルコピーをリポジトリの最新状態にアップデートする。% svn update に相当。

一人で単一の環境で開発をしている場合は、[アップデート]は殆ど使わないでしょう。
一方、チーム開発の場合はまず[アップデート]を行ってローカルコピーを最新の状態にし、作業を開始する。その後時々[更新]を行ってリポジトリとローカルコピーの状態の違いを意識しながら適宜SCMの操作を行う、というスタイルになります。

なので、自分が訳すなら、
[プロジェクト全体を更新]→[プロジェクト全体の状態を確認]
[プロジェクト全体をアップデート]→変更無し

が、適当かなと思います。

2008年7月20日日曜日

可能な限り公開して心の平穏を得られるか?

これまで私はインターネットに自分の活動の痕跡を残す事を極力嫌ってきました。特にGoogle登場後。

ブログ書いている人や、ライフログ、アンビエント・ファインダビリティとか言っている人たちは正気か?よくGmail使えるよな?とか。
それよりリチャード・ストールマンの発言「もちろん、携帯電話は持っていない」あたりの考えに賛同するものでした。

とは言ってもアプリケーション開発を本業とし、プロダクトの配信メディアとしてインターネットを使っている以上、自分の活動を完全に見えなくするのは難しく、どうしてもちょっとずつ漏れていくものです。

また、職業病とも言える確認恐怖症の悪化がこのところすさまじく、(出かけにガスコンロが閉まってるか写真撮るのはデフォルト。)最近は家にパソコンを置いておく事も不安でたまらないという状況。プロジェクトの進行そのものよりデータのバックアップがちゃんと取れてるか心配したり、管理している十数台のサーバのログを毎日確認するのに朝の貴重な数十分を費やしたり、いつも持ち歩いているMacBook Proには、自分から離れるとアラームが鳴るガジェットを取り付ける始末。

精神的にはわりと追い詰められてて、インターネットはちっともオレを幸せにしてくれてない、と思う事がよくあります。

隠れたくてもなかなか隠れられないのであれば、いっその事できるだけ自分の活動をネットに公開して、隠れなきゃと心配をする部分はほとんど無い、という状況に身を持って行くという考え方もあります。
確認恐怖症が酷かった学生の頃、カウンセラーの先生から、「鍵かけたか心配なら、一度ワザとかけ忘れてみなさい。で、その忘れた事実を自分で確認しなさい。」と言われた事があります。これはなかなか効果的でした。それと似てます。

そんなワケで、自分のメンタルな問題を解決するためにやってる面もありますが、どうせやるならみんなの役に立つ記事を残せれば、とも思っています。

2008年7月17日木曜日

久しぶりに、プログラマらしい一日

今日は朝から静かにプログラミング。至福の一日だった。
最近なかなかcodingに時間が割けないでいるもんだから、フラストレーションがピークに達してました。
久しぶりに耳栓しながらのcoding.いくつかの懸案事項をクリアしましたよ。

一つは、iPhone OSのOpenGL ES環境が、フルセットのOpenGL環境に比べて欠けているグラフィック処理の追加とそのテスト。もう一つはiPhoneを縦(portrait)から横(landscape)に回転させるときの、回転中の挙動の確認とそれへの適応。


今作っているアプリは、ずっと前からいじくり回しているクロスプラットフォーム(Mac/Win/他)のC++ベースの3Dアプリケーションライブラリがあって、それをベースにしています。
こいつの移植が済めばあとはサクサク!の予定なんですがね、思ってたより一筋縄にはいきません。

さて、これからファイル周りを見る事にします。

2008年7月16日水曜日

お尻叩かれた

iPhone, iPod touch 用2ちゃんねるブラウザ2tchの中の人sonsonさんと、iPhone・iPod touch ラボ管理人のNakimoさん達と飲み会。iPhoneアプリの現状と今後について情報交換。
App Storeによるアプケーションの配布は、自分が予想している以上に大規模になりそうだなという感じがした。

sonsonさんに開発中のアプリをちょっと見せてもらう。頑張ってる人は頑張っていますね、思いっきり尻叩かれた。というか蹴られた。

やるやる詐欺って言われない様、頑張らなきゃなあ。
でも、今作ってるものはiPhone OS 固有の問題とは別の所で難しい問題を抱えているので、なかなかドライブかからないんですよね.....(言い訳)

sonsonさん、Nakimoさんありがとう。明日から気持ちを入れ替えて頑張ります。

2008年7月14日月曜日

MobileMeがよくわからない件


昨日、Macのデスクトップに突然現れた上のアラートで、多くの.MacユーザがMobileMeの設定を始めたと思います。私もiPhone 3Gとの同期を試して見たくて早速設定しました。

まあ、サービスインもちょっと遅れた様だし、色々あるだろうなという覚悟の上でしたが、特にカレンダーが納得いかない。

おそらくデスクトップのiCalの設定で[時間帯のサポートを有効にする]がオフだったからだと思うのですが、初回のシンク時にタイムゾーンが西海岸になっててびっくり。

Webアプリの方でも設定できるのですが、ここで躓く人は結構多いと思う。

一番許し難いのは、iCalではカレンダー毎に色を設定出来ますが、これがWebアプリ/モバイル間で引き継がれない(正確に言うと、適当に似た色に置き換えられる。iPhoneの方は全然違う色になるものもある。)こと!これには愕然としました。

AppleのUIデザインの素晴らしさは、デスクトップ上のアイコンの位置やウィンドウのサイズ/位置の保存にまでこだわる点であった筈です。機能を呼び出す際に、画面上に表示されるオブジェクトの位置や大きさ、色もヒントになるというのがGUIの本質の筈。この点、色でカレンダーの種類を覚えている私にとって、MobileMeは情報をちっともシンクしてくれていない。
早いとこ改善されて欲しいものです。

2008年7月13日日曜日

iPhone 3G、気になる点

昨日1日使って気づいた点。
  1. [bad] バッテリーが持たない。
  2. [bad] Safariブラウザがよく落ちる。
  3. [bad] 日本語入力、長時間使っていると予測変換がどんどん重くなる。
  4. [good] 内蔵カメラの画質はなかなか良い。これは予想外。
  5. [bad] メールアプリが使い難い。多数のメールを一括削除/移動とかが面倒。
  6. [good] 内蔵スピーカーの音質が良い。

[bad]な項目ですが、バッテリーはハードに拘る問題なので難しいとして、その他は全部ソフトで改善出来る事だから今後なんとかなると思います。
JavaScriptを多用している様なページではほんとによく落ちる。Twitterrificもよく落ちる。。
日本語入力は、サードパーティーの参入も含め、今後の改善/発展を大いに期待するジャンルです。
メールアプリの使い難さは、これはサードパーティーさんが作れというメッセージかと思うくらい出来がイマイチ。

[good]な項目、内蔵カメラはこんな感じで撮れます。どんどんコンパクトデジカメ並かそれ以上になっていく日本のケータイのカメラ機能に比較して、入手前はちょっと頼りないなと思ってたのですが、そこそこのクオリティの写真が気楽にバシバシ撮れるので使ってて楽しい。カシオのQV-10(古っ!)で楽しく写真を撮ってた感覚に近い。
内蔵スピーカーの搭載は、iPod周辺機器メーカーのお仕事を一つ減らしちゃったかもなあ、と思うに十分なクオリティ。

いつものApple製品らしく、ユーザー側にたくさんの変化を要求するサディスティックなプロダクトに仕上がってます。
頑張って合わせろという訳ですね、頑張ります。

2008年7月11日金曜日

iPhone 3GとBINDまつり

昨日発売のiPhone 3G, ソフトバンク表参道店に前日の16時から仲間と並んで無事ゲットしました。前から数えて160番台、17時間くらいかかってゲット。
一緒に並んでた一人が訳あって契約できなかったのは大ショックでした。キミの為にもiPhoneアプリの開発、頑張るぜ。

7/9にCERTからすげー気になるDNSの脆弱性のアナウンスがあり、11日はiPhoneまつりに突入する前はこいつの対応に追われていました。DNSの設定はほんと神経すり減ります。もっと楽になりたい。

2008年7月9日水曜日

Xcodeでプロジェクトフォルダ外のファイルもSCM対象にする


Xcodeは、デフォルトではプロジェクトファイルが入っているフォルダ以下に含まれるファイルのみがSCMの対象となっている。

例えば、

Work/Lib/include
Work/Lib/src
Work/MyProjectFolder/MyProject.xcodeproj

というフォルダ構成だと、MyProjectFolder以下は最初からXcodeのUI内でSCM操作が可能だが、Lib以下は出来ない。

これは、project rootが適切に設定されていないために起こる現象で、上のケースでは、project rootをWorkに設定すれば、それ以下のファイル全てがSCM対象となる。

project rootの設定は、Xcodeでプロジェクトファイルの[情報を見る]を行い、ルート:[選択]ボタンをクリックして行う。

2008年7月8日火曜日

自分自身の事がしたい

Instrumentsによるコードのチューニングを試してみる。

今書いているOpenGLのコードの最適化を行うに当たって、OpenGL ProfilerとSamplerが一つのウィンドウ内で操作/確認出来るのは非常に便利。
ただ、サンプリング中にマウスが消える事があるのがちょっと気持ち悪い。

昨日は結局ほとんど一日ミーティングで潰れちゃったので、(最近そんなのばかり)今日はこっちに時間を割きたいものだ。自分自身のプロジェクトがいつも後回しという生活を、いい加減どうにかしないといけないな。

2008年7月7日月曜日

七夕

七夕なので、短冊に願い事を書こう。って事で子供と願い事をあれこれ考えていたら、プリンセス好きの娘が「織姫様になりたい」と書いた。

織姫様になっちゃうと1年に1度しかデート出来ないけど?と突っ込んだら、ちょっと考えて「乙姫様になりたい」と書き直した。

まあたしかにこっちは浦島太郎を長期間つかまえといたよね。わかってて書いてるならすげえ、と思いました。

自分の願いは、これ以上頭悪くならなければそれでいいです。

2008年7月6日日曜日

FriendFeedが面白い

FriendFeedを始めてみました。
様々なソーシャルメディアを束ねるサービス、というので、そんなものって必要なのかなあと半信半疑で使い始めましたが、知り合いとの情報共有をワンストップで実現出来るというのはすごく便利。

ブログが流行り出した頃、HTMLが得意な人たちは、そんなもの必要ないよね?と、一蹴してた頃がありますが、それと似てる気がします。

煩雑な処理をお手軽に済ませたいというのはどんな状況にもあるし、お手軽に済ませるツールは「それって本当に必要なのか?」という批判にさらされるもの。この点を甘く見過ごすと大きなチャンスを逃す可能性があるんだな、という事くらいはこの数年で理解しました。

て事で、FriendFeedにFeedを食わせるためにブログも始めてみました。本末転倒ですね。